建て替えに向いている家は?
引っ越しまでに期間があり、現在の住まいにしばらく住める方や仮住まい先が容易に見つかり、ゆっくり滞在できるなどご家族の都合がつく場合は、建て替えも考えることができます。 1981年以前の旧耐震基準の建築で老朽化が激しい家、シロアリやカビで腐食がひどくリフォームでは対応できない場合は、建て替えの検討を優先すべきでしょう。耐震基準、断熱基準も最新のものに適合できますから安全、安心な暮らしにつながります。
リフォームと建て替えのどちらが良いかは難しい問題です。どちらにもメリットとデメリットがあります。最近では、リノベーションと呼ばれる中古住宅や中古マンションを新築当時にはなかった、新しい暮らしに対応した機能や空間に生まれ変わらせる手法も広がっています。リフォーム技術も向上しており、古い木材や建具を残して、あえてリフォームして住むという選択肢も出てきました。家族がどのような生活をしたいかイメージしながら、リフォームか建て替えかを考えてみてはいかがでしょうか。